南九州に残る外城の町並み、麓の町並みの記録です。
羽月





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羽月麓の風景

羽月郷は大口郷の隣りに位置し,藩政時代は藩の直轄領でした。明治2年に大口郷・羽月郷・山野郷が合併し,牛山郷が成立。明治22年の町村制によりそれぞれ独立し,戦後の昭和29年には大口町・山野町・羽月村・西太良村が合併して大口市が発足。その後2008年に大口市と隣の菱刈町が合併し,現在の羽月地区は伊佐市の一部となりました。羽月郷の地頭仮屋は下殿村に置かれ、現在も石垣や武家門などの遺構が残っています。
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羽月麓の中心付近(2008年)

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羽月麓の町並み(2008年)
街路の両側に石垣が続く。街路の奥に武家門が見えます。

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羽月麓の町並み
両側に石垣が続き,武家門が残っています。武家門は腕木門で左右に小屋根と袖が付く。

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羽月麓の武家門
後方に控え柱がみえます。

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羽月麓の町並み

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長屋風の門(左)

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羽月麓の町並み
馬場に沿って左右に石垣が続く。石柱門が残っている。

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地頭仮屋跡の前の馬場
馬場はほぼ東西に延び,古い石垣が残っている。

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馬場に面する武家門(2008年)
立派な構えの武家門。腕木門で開き戸と左右に小屋根と袖が付く。

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上之馬場から仮屋前の馬場をのぞむ。

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地頭仮屋跡の前の馬場
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羽月小学校開校の地の碑(左)とデシュ馬場(右)
上の武家門の近くに旧羽月小学校の開校の地の碑が建っています。旧羽月小学校は地頭仮屋の跡に建てられた。デシュ馬場と呼ばれた通り(右)は東西に延びる馬場からほぼ直角に北に向けて曲がり,通りの両側に竹垣が見られます。

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デシュ馬場の武家門(2008年)
腕木門。左右に小屋根と袖がつく。後方に控え柱がつく。

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デシュ馬場の町並み
馬場の入口付近から白木川を渡ると羽月愛宕神社(羽月城址)がある。

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現在の羽月小学校前の通り

羽月麓は羽月城の近くに形成された中規模の麓で,集落の中に麓らしい遺構がしっかりと残っています。

訪 問:2008年11月5日(一部:2007.11)
備 考:羽月麓に残る武家門は3棟
参 考:大口市郷土誌

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